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美術展「月読みの光を待ちて帰りませ山路は栗の毬のおおきに」_a0156417_13013447.jpg
彫刻  窪田美樹
百物語 大西健児 (映画監督)2020年6月27日 20時~夜明け
会期 2020年 水無月 13時〜日暮れ 火水休み

【展示お知らせと募集】
廃墟となっていた近所の戸建。そこにあったもので彫刻を作ります。また、戸建と関わった期間に8ミリカメラで撮影した映像を、展示形式で上映します。ひと月の展示期間も撮影を継続し、同時期やはりひと月かけて解体される戸建と、見知らぬ家主を意識しながら会場で制作を行います。
火曜、水曜以外は毎日おります。外に出る時はドアに電話番号を貼っておくのでご連絡ください。
会期中、カメラをお借りした映画監督の大西健児さんにお願いして、ご自身の作品である「百物語」の撮影をしていただきます。それに伴い、とっておきの怪談話、不思議な話を募集致します。ご参加いだだくことも可能ですし(日暮れ以降となります)、窪田による代読も可能です。ご興味お持ちいただけましたら、窪田までご連絡ください。

窪田美樹
www.facebook.com/miki.kubota.96


# by rojitohito | 2020-06-04 09:24 | 2020年終了イベント

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夜空文庫 -『プロジェクト宮殿』によせて

3.12(木) - 3.19(金)
18:00-21:00
土日祝月休み
入場無料

夕方から夜まで、
部屋の扉、窓を開け、文庫を開きます



夜空文庫の発想は、
イリヤ・カバコフ、エミリヤ・カバコフ著
『プロジェクト宮殿』から生まれました

『プロジェクト宮殿』は、
不安と恐怖で閉じられた日常のなかで、
どうしたら人がしあわせになれるのかという問いに対しての、
激動の時代を乗り越えたロシア(旧ソ連)の
非公式芸術家、イリヤ、エミリア・カバコフによる、
架空のロシア市民の人たちによるプロジェクト、アイデア集です
そこには
「自分を変える(=天使の羽根をつけて部屋にこもる)」
「天井に天国を作る(=天井に小さな動物を並べる)」
「街に譜面台を立てる」
などいくつかのささやかなアイデアと、
それを実現するための設計図があります

どんな酷い、救いのない状況であっても、
ひとはしあわせになるきっかけをみつけることができる
そんな閉じられた状況を切り開くための知恵、物語を、
いま閉塞してゆく街で、
わかちあえたらとおもいます

『プロジェクト宮殿』へのオマージュとして、
部屋に羽根を用意し、
「自分を変える」プロジェクトを試せる一角を作ります
羽根をつけて部屋にいるだけでも
窓のむこうの景色は違ってみえます

また部屋には、「プロジェクト宮殿」のほかにも
閉塞した時間をつきぬけるような物語を並べます

みえない脅威に対し、慎重に身体を護りながらも、
こころを泳がせること、
羽根をみつけること、
ひとつのきっかけになれば幸いです

3/20頃からは公共図書館も開くので、
それまでの期間、
休日はマスクの必要のない開かれたところで深呼吸をして、
夜は眠るように、平日の夕方から夜まで部屋を開きます
人が集うための空間ではありません
物語、知恵と出会うための空間です

短い時間ですが、テレワーク出来ない仕事帰りなど、
こころのゆくあてを探している方はいらして、
羽根をつけたり、本を読んだりください

新型ウィルス感染が心配の方はマスクなど着用ください
部屋で石鹸手洗いできます

身体とこころ、それぞれご自愛ください

原田淳子(路地と人)

<参考文献>

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『プロジェクト宮殿』イリヤ・カバコフ、エミリヤ・カバコフ 著 / 国書刊行会
『イリヤ・カバコフ「世界図鑑」絵本と原画』神奈川県立近代美術館 [ほか] 編/東京新聞

<参考>

知られざるイリヤ&エミリア・カバコフの過去を紐解く。文=鴻野わか菜

https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/18638





# by rojitohito | 2020-03-12 11:17 | 2020年終了イベント

people, place and things

2/23のコンサートを浦裕幸さんと企画しました。
福島のbarbarian booksのwilliam shumが来るので企画したコンサートです。
他に田上碧さんが出演してくれます。(biki)

2020/02/23/17:30-
people, place and things
act/
william shum
田上碧
浦裕幸
dj/
biki
fee/
1500+1d
people, place and things_a0156417_23275925.jpeg


# by rojitohito | 2020-02-03 23:30 | 2020年終了イベント

わンわん上映 2

わンわン上映の第2回目を行います。
東京で見られる機会はまだ少ないと思います。
この機会にどうぞごらんください!

日にち:2020年1月23日(木)
時間:19時開始(30分くらい前から開けてます)
場所:路地と人
料金:無料
定員:8名 
※定員数になりましたので予約受付終了いたします
*席数に限りがあります。参加ご希望の方は ottopakkinアットマークgmail.com までご予約お願いします。

上映DVD:
『今日は市バスに乗って、荒浜へ』
(3.11オモイデアーカイブ+佐竹真紀子/2018年/41分)

アーティストの佐竹真紀子が、震災後の仙台市荒浜に設置した「偽バス停」。
2016年12月11日には、震災前に運行していた
仙台〜深沼海岸(荒浜)のバスが一日限り復活した。
かつて夏には海水浴で賑わった深沼海岸へとバスは向かう。
そのバス内からの風景、会話。
https://recorder311.smt.jp/movie/58313/

『米崎町のりんご農家の記録』
(小森はるか/2013年/42分)

岩手県陸前高田市米崎町。
海の見える場所で暮らすりんご農家の夫妻。
流れていったもの。あらたに動きはじめたもの。つづく日々の営み。
2011年5月から2012年5月までの記録。
https://recorder311.smt.jp/movie/34611/


資料提供:3がつ11にちをわすれないためにセンター/せんだいメディアテーク
https://recorder311.smt.jp
https://www.smt.jp

「3がつ11にちをわすれないためにセンター」は、仙台市の芸術文化・生涯学習施設であるせんだいメディアテークが、2011年5月3日に開設した、「市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災からの復旧・復興のプロセスを、独自に記録・発信していくプラットフォーム」である。
『コミュニティアーカイブをつくろう!』(佐藤知久・甲斐賢治・北野央、晶文社、2018年、p.35)より

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わンわん上映 2_a0156417_09432464.png

# by rojitohito | 2020-01-23 12:54 | 2020年終了イベント

唄え メルヒェン

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昔話語り‬
‪2019.12.25‬ Wed.
‪19:00-21:30 ‬

‪入場無料 入退場自由‬
語り手: 原田淳子

‪◇‬

‪19:00 おおみそかの金馬(東京)

‪19:30 名づけ親になった死神‬
  古典落語「死神」‬

‪20:10 琵琶湖の主‬(滋賀)

‪20:30 灰かぶり‬

‪21:10 銀の滴降る降るまわりに(北海道 | アイヌ)

   歌唱:アイアイゴムテイラ(作曲 伊福昭)

‪21:20 星の銀貨‬

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【唄え!メルヒェン】

現代では絵本や本など活字として触れることが多い昔話ですが、
もともと昔話=メルヒェン は、何百年ものあいだ、
無数の人々によって、口で語られ、耳で聴かれてきた形のない文芸で、
独特な語り口や物語のリズムをもちながら、
語り手によって語られる、その時間の中だけに存在してきました。

今から二百年前、1812年のクリスマスも近い頃、
ドイツのヤーコプ・グリムとヴィルヘルム・グリムの兄弟は、
失われつつあった口語りの物語を、人生をかけて採集し、一冊の本にまとめ、
「グリム童話集(原題:子どもと家庭のためのメルヒェン)」として出版しました。
かれらが採集することで人々の記憶の中から紡がれたメルヒェンは、
世界に広がり、いまでは日本のこどもたちにも広く知られています。

そしてその1812年の第1版から最終版の第7版(1857年)の45年のあいだに、
グリム童話も、語りの文学から読む文学へと形を変えてきました。
いま「グリム童話集」といわれるものは第7版のものが一般的になりますが、
25日には、口語りの要素がまだ残されている
「グリム童話集 第二版」(1819年版/小澤俊夫訳)から3話、抜粋して読みます。

“わたしたちがもとめているのは、
 不正なこともかくさない正直な物語の真実のなかにある純粋性です。
 …
 わたしたちはこの本を、善意の手にゆだねます。
 そこにひそんでいる、祝福してくれる力を信じながら。
 そしてわずかにのこったこれらの詩を、
 まずしい人、つつましやかな人たちによころんでわかちあえない人たちの目には、
 ふれないでほしいとねがっています。 1819年 カッセルにて”
 ヤーコプ・グリム、ヴィルヘルム・グリム「1819年第二版序文より」
(「グリム童話の誕生」小澤俊夫著一部抜粋)

参考文献
小澤俊夫「グリム童話の誕生 聞くメルヒェンから読むメルヒェンへ」朝日新聞出版
小澤俊夫「昔話の語法」福音館書店
「完訳グリム童話」小澤俊夫訳/ぎょうせい
「語るためのグリム童話」小峰書房/監修:小澤俊夫/再話:小澤昔ばなし研究所
「日本昔話の型」関敬吾著/小澤俊夫補訂
「ばけもんをひとくち」小澤昔ばなし研究所/監修:小澤俊夫
「アイヌ神話集」知里幸恵編訳/岩波ぶん


# by rojitohito | 2019-12-25 12:32 | 2019年終了イベント

JR水道橋駅のうら路地にある古い建物の2階で展示や催しを行う「路地と人」のサイトです


by rojitohito