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slideshow
『ウクライナの肖像』児玉浩宜
11mini.| Mar.-Apr.2022

”Portrait of Ukraine ”Hironori Kodama

5/14 sat. 15:00-20:00
5/15 sun. 13:00-18:00
Admission free

映像をループ上映します



ウクライナの肖像

ロシアによる侵攻からすでに2ヶ⽉が経過し、収束の兆しは⾒えないどころか状況は悪化の⼀途をたどっているように⾒えるウクライナ。
先⽇、国連難⺠⾼等弁務官事務所は国外に逃れた難⺠は500万⼈を超えたと発表した。
私は東京から三⽇間かけトルコ、そしてルーマニアを経由して最終的に陸路でウクライナへ⼊国した。
⻄部やキーウを中⼼に各地を移動したが、どの街を訪れても少なからず、当たり前のように⼈の姿があった。
現地に⼊ると向き合う対象者は、当然ながら国内に残る⼈々になる。
彼らは、国内から逃げられない事情がある、もしくはそれでも残りたい理由、それぞれの思いがありながらも、⽇々を過ごしている。
現代の戦争は情報戦と⾔われて久しい。
スマートフォンがあれば、キーウにいても様々な情報がSNSに流れてくる。
なかには真偽がわからないものもあり、⼾惑うこともある。
ニュース番組での地図を使った戦況報告や、国家間のパワーバランスの解説は現地にいてもどこか⾮現実的で、遠い世界のことのようにも感じる。
私が確かに感じられるのは⼈々の姿、そして交わした⾔葉だ。
戦禍が続くなか、多くの⼈が⼼情を語ってくれた。
ほとんどの⼈は5分や10分といった短い時間だが、なかには数⽇かけて話してくれた⼈もいる。
残念ながら爆発⾳が聞こえたため、途中で会話を中断せざるを得なかった⼈もいる。
当たり前のように誰しもが持つ⽇々の暮らしや夢、そういったことがいまあの国で、あの街で、
とてつもない⼒によって奪われつつあることを私は知った。
私は、それらのことを私の記憶や体に刻み付けたい。
決して過ちを繰り返さないためにも。
だからこそ、⾒つめるべきは過去であり、そして今もなおだ。

児⽟ 浩宜


児玉浩宜|Hironori Kodama
1983年兵庫県生まれ。テレビ朝日報道番組ディレクター、のちにNHK日本放送協会に入局。報道カメラマンとしてもニュース番組やドキュメンタリーを制作。退局後、フリーランスの写真家として活動。2019年、香港デモ発生時から10ヶ月間渡航を繰り返し、現地で撮影。2020年、香港デモ写真集『NEW CITY』、2021年、デモで使われたバリケードなどを撮影した『BLOCK CITY』(共にKung Fu刊行)を出版。
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note ウクライナ日記

TOKION Interview
ウクライナの“リアル”を個人の視点で撮影する写真家・児玉浩宜が現地で感じたこととは?
◆◆
企画趣旨

スライドショーに至った経緯をお伝えすると、
ことし3月、
ウクライナの戦況に憤りと悲しみで情報を探っていたところ、
情報の多くが両国家の君主の言動や、
戦地の激しさを伝えるもので溢れるなか、
ナショナリズムを煽るものを慎重に排しつつ、
煙草を加えた少年、
花を摘む女性、
避難所にフードデリバリーをする男性など、
彼の戦地の街の人々の姿を撮影した数枚の写真が目に留まり、
彼/彼女たち、子どもやおじいさん、おばあさん、戦時中でもお店を開いてる方、暮らしている人々が、
いまどのような生活をしているのか、
戦争についてどのように感じているのかが伝わってきて、胸を突かれました。
そして、その写真が、いつか、高円寺関係のどこかで会ったことのある写真家、児玉さんの写真であることに気が付き、
いきなり、わたしのなかで、高円寺、東京、日本と、ウクライナの街がつながったのです。
それはなんとも言えない実感で、わたしもなにかできるかもしれないとおもえた瞬間でもありました。
毎日、児玉さんの投稿ポストを追っていたところ、
撮影に協力してくれた人が経済的に困難な状況にある場合、
3日分の食費を渡していると書かれていたので、
わたしは3日分の食費(恥ずかしくなるような僅かな額ですが)を活動支援としておくりました。
とくになにも期待はなかったのですが、
おもいがけず、児玉さんよりすぐに連絡があり、
わたしが路地と人に関わっていることをご存知でいらしたので、
その瞬間、突発的に、児玉さんに路地と人で、ウクライナの路地と人を映し、
国ではなく、個人として繋がる回路を映したい、
またその回路をつくっている児玉さんの活動支援としてスライドショーをしたいと申し出ました。
児玉さんからは快諾の返事があったのですが、
児玉さんの準備や、路地と人のタイミングが合わずに、
3月では実現しなかったのですが、
児玉さんが4月あたに一度帰国され、またウクライナに戻る前日の5月3日夜の夜、
映像とステートメントが送られてきました。
そこで、急きょではありますが、
わたしは現在、路地と人のコアメンバーではなく、サポートの立場であるので、
現メンバーである鶴崎さんにも協力いただき、
2日間という短い間ですが、路地と人で上映することにしました。
路地と人というインフラ、snsを通じ、
児玉さんの写真を通じて、彼の地の人々をみること、
そしてその地にいる人々、それは地面の低さで暮らしている、
わたしたちと似て非なる、親しい遠くの隣人として、想い、
そして、巨大な、非人道な、暴力に対抗する、個の力の回路となればと願っています。
また二日間、部屋ではスライドの他、
ウクライナで取材を続ける児玉さんからの情報を"テレプリンター"での受信を試みます。
これは映像とあわせて、児玉さんから送られてきたアイデアですが、
80年代頃までの伝達手段であった、電話受信した信号を印字する電信機
teleprinterへのオマージュのようなもので、
現地からの文字情報、三行日記的なものを受信します。
snsを駆使した緻密な情報戦とも言える現況で、
真偽も定かでない、実感の伴わない情報網で、判断や感情が左右されてゆくなか、
アナログな手法で(実際はネットを使うのですが)、
「伝える」「知る」という行為の実感を探る、試みのようなものです。
teleprinterのオマージュというか、フェイクではあるのですが、
おそらく、報道とはなにか、という、
フォトジャーナリストとしての児玉さんの原点回帰を探るものなのだろうと理解しています。
届いた日記は部屋に貼ります
※児玉さんには身の安全を第一にお願いしていますので、
現地の状況により受信が出来ない可能性もあります

会場ではzineウクライナ日記を販売します。
売り上げは活動支援として、無事を祈りつつ、児玉さんへ全額送ります。
彼の地に、一日も早く、穏やかな日常が戻りますよう。
そして、駆り出された兵士たちがそれぞれの地へ無事に戻りますよう。
誰の命もひき裂かれないよう、願いをこめて。
企画 原田淳子




# by rojitohito | 2022-05-14 00:00 | これからの予定

五藤真

五藤真
株式会社countroom代表取締役/PARADISE AIR メンバー/ゲッコーパレードメンバー/鳥公園お盆部/NPO法人国際舞台芸術交流センター理事/一般社団法人ベンチ監事
1985年生まれ。2014年から会計フリーランスとして複数の非営利団体、芸術文化団体に従事。2018年、「表現と文化のためのバックオフィス」を掲げる株式会社countroomを設立。個々人が各現場に赴き事務をサポートするスタイルを軸として、表現する人が安心して活動できる状況を創造すべく活動を続けている。
# by rojitohito | 2022-05-02 07:09 | メンバー/五藤真
# by rojitohito | 2022-04-19 23:24
このよのはる 『桜前線ツアー』_a0156417_05540752.jpeg


2021年、桜前線と共に日本全国を周った。

2月、路地と人でツアー準備レジデンスを行う。桜の開花を予想し、展示に来た人に各地の情報や話を聞き、ルートを決めていく。

開花が始まった3月中旬に東京を出発。

移動は車、下道を進む。

移動しながら各都道府県でライブを行う。

中部、北陸、関西、四国、九州、中国、東北、北海道へ。

日本中の桜の開花に追いつくよう、日本を一周した。

気象庁が観測する最後の桜は北海道稚内市にあるエゾヤマザクラ。

全ての桜を見届けて東京に戻るまで、その旅の記録と記憶を展示します。


長崎 リサ なかやましょうご 宮澤響


179.png会期179.png

3.18(),19(),20(),25(),26(),27()

4.1(),2(),3()

金曜 15:00~21:00

土日 12:00~21:00

入場料 500(オリジナルZINE、特製ステッカー付き)



Event!

179.pngドキドキ旅ごはん会179.png

3/19(),3/26(),4/2()

13:00,19:00

旅中に作っていたごはんを実際に作って食べます!

参加料 500


179.pngさくら前線ライブ179.png

3/26()19:00

今年の東京の開花予想日にライブを行います。

新しいPVを公開します


会期中イベントが追加になる場合はInstagramまたはtwitterでお知らせします。


konoyonoharukamo@gmail.com


twitter @konoyonoharu_

Instagram @konoyonoharu_


179.png179.png179.png


このよのはる

 2015年結成うたっておどれる似顔絵男女ユニット。おもに渋谷の路上にて似顔絵を描き、歌を歌い生活をしている。その場に住み着く妖怪になるのが多分得意。見えないものは信じないタイプ。空間がだいすき!車で旅をしながら全国各地に春みたいな歌と似顔絵を届ける!

このよのはる 『桜前線ツアー』_a0156417_06034494.jpeg


宮澤響

1992年東京都出身。映像ディレクター。2017年より映像制作グループ「アロポジデ」を創設。美術、パフォーミングアーツ、音楽やスポーツなど幅広く映像制作を手掛ける。「桜前線ツアー」ではこのよのはるに同行し膨大な旅の記録を撮影。

https://alloposidae.com/

このよのはる 『桜前線ツアー』_a0156417_06041294.jpeg

# by rojitohito | 2022-02-28 06:01

唄え メルヒェン

唄え メルヒェン_a0156417_09352052.jpg
12月の街を飾るイルミネーションが、光と闇のコントラストを際立たせ、
禍の真の影を顕わにする

命を巡る、辛いニュースを眼にするたびに胸が騒ぐ
死の淵に立つものの服をも剥ぐような感覚
口に語れぬ、なにかがある

他者や自己の死とひきかえに、手に入れようとするものはなにか
死にそれぞれがむかうとき、そこには反転した生への希望があるのではないか

日本の公共図書館でも死について語る"Death Cafe"が広がりつつあるようです
幾多の生と死の集積である昔話、
ことしは"Death Cafe"として部屋を開きます

死を照らすことで、そこに浮かびあがる生の誕生を願って

タイムラインでお話を読んでゆきます
マスクを着用しますので、聴こえにくい箇所もあると思いますが、
物語が流れる時間を聴いていただければ幸いです

物語を聴きたい方、休みたい方、どなたでもいらしてください

聴きとれなかった方、興味ある方は出典と、簡単な解説を記しますので
よければ原話、再話を読んで、語ってみてください



唄え メルヒェン
12.25Sat.19:00-21:00
入場無料 入退場自由
路地と人

語り手 原田淳子

19:00 白雪姫

19:20 ふしぎな石のカヌー(チッペワイヤン族,北米)

19:40 美しい娘と魚(ヨルバ族, ナイジュリア)
   ブルブル(グジランワラ,パンジャブ)
   按司がなし(日本,奄美)

20:30 うそっこ七(日本, 秋田横手市)

20:40 名づけ親になった死神

21:00 星の銀貨

◆出典

◇白雪姫
『語るためのグリム童話 7』ヤーコプ・グリム, ヴィルヘルム・グリム原作;小沢昔ばなし研究所再話
*昔話の語法、モチーフがもっとも典型なお話のひとつ
 3回のリズム、白雪姫は3回殺される、命のゆりかごが揺れる
 灰かぶりと同じ、そこには死と生のリズムがある

◇ふしぎな石のカヌー
『世界の民話 12 アメリカ大陸Ⅱ』小澤俊夫編訳;ぎょうせい;石井浩子,菅原しずか,藤井めぐみ,米田伴子再話
*死んだ婚約者を追いかけて、若者は死者の国、彼岸の島へゆく美しい物語
 神話にもみられるモチーフ

◇美しい娘と魚
 『世界の民話7アフリカ』小澤俊夫編訳;ぎょうせい;小室和子,坂根明子,塩飽智子,森谷くみ子再話
*歌で犯罪の真実を訴えるモチーフとしては
 グリム47番「杜松の話」、日本の「継子と鳥」、「継子と笛」など
 「ブルブル」「按司がなし」も類話と考えられる
 
◇ブルブル
 『世界の民話 19パンジャブ』小沢俊夫編訳;ぎょうせい
*柳田國男的解釈によると「誕生」の「奇端」、「不思議な成長」
 鳥は亡くなったものの化身として現われることが多いけれど、 
 このお話では美しいナイチンゲールが命の変遷を辿る

◇按司がなし
 『子どもに贈る昔ばなし, 17』小澤俊夫監修;小澤昔ばなし研究所;
 安藤ユキ,海老澤昌子,片山祐吾,木住野正子,高橋尚子,原田淳子,村上はるみ再話
*「ブルブル」と似たモチーフ
 アフリカからパンジャブ、日本の奄美へと似たモチーフが少しずつ型を変えて連なってゆく
 
◇うそっこ七
 『民話と文学 秋田・山形の伝承』第三十五号,民話と文学の会;
 安藤ユキ,海老澤昌子,片山祐吾,木住野正子,高橋尚子,原田淳子,村上はるみ再話
*死も笑いに変える、笑い噺は日本昔話の真骨頂におもいます
 日本のユーモア、逞しさのある話です

◇名づけ親になった死神
 『語るためのグリム童話 』ヤーコプ・グリム, ヴィルヘルム・グリム原作;小沢昔ばなし研究所再話
*平等の象徴としての死
 米津玄師さんの曲、 『死神』は古典落語の『死神』がモチーフとなっていますが、
 落語の『死神』は初代三遊亭圓朝がこのグリム童話の『名づけ親になった死神』から創ったものです
 25日には圓朝が聴いた第二版のものを読みます
 200年の時を経て、グリムから落語、歌謡曲にその口伝えの形で現れたことはとても感慨深いです

◇星の銀貨
『語るためのグリム童話 7』ヤーコプ・グリム, ヴィルヘルム・グリム原作; 小沢昔ばなし研究所再話
*死そのものではないが、唄え、メルヒェンに込められた願い、そのものの物語であるので、
 毎年最後にこのお話を読みます

◆参考文献
 『昔話の語法』小澤俊夫著;福音館書店
 『グリム童話の誕生 聞くメルヒェンから読むメルヒェンへ』小澤俊夫著;朝日新聞出版
 『日本昔話の型』関敬吾著;小澤俊夫補訂;小沢昔ばなし研究所
 『国際昔話話型カタログ : アンティ・アールネとスティス・トムソンのシステムに基づく分類と文献目録』
 ハンス=イェルク・ウター著 ;加藤耕義訳;小澤昔ばなし研究所
 『昔話 その美学と人間像』マックス・リュティ著; 小澤俊夫訳;岩波書店
 多様な死の対話の場と図書館 https://current.ndl.go.jp/e2446




# by rojitohito | 2021-12-25 10:19 | 2021年終了イベント

JR水道橋駅のうら路地にある古い建物の2階で展示や催しを行う「路地と人」のサイトです


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