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路地と人
rojitohito.exblog.jp
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slideshowー児玉浩宜『ウクライナの肖像』
2022年 05月 14日
slideshow
『ウクライナの肖像』児玉浩宜
11mini.| Mar.-Apr.2022
”Portrait of Ukraine ”Hironori Kodama
5/14 sat. 15:00-20:00
5/15 sun. 13:00-18:00
Admission free
映像をループ上映します
◇
ウクライナの肖像
ロシアによる侵攻からすでに2ヶ⽉が経過し、収束の兆しは⾒えないどころか
状況は悪化の⼀途をたどっているように⾒えるウクライナ。
先⽇、国連難⺠⾼等弁務官事務所は国外に逃れた難⺠は500万⼈を超えたと発表した。
私は東京から三⽇間かけトルコ、そしてルーマニアを経由して最終的に陸路でウクライナへ⼊国した。
⻄部やキーウを中⼼に各地を移動したが、どの街を訪れても少なからず、当たり前のように⼈の姿があった。
現地に⼊ると向き合う対象者は、当然ながら国内に残る⼈々になる。
彼らは、国内から逃げられない事情がある、もしくはそれでも残りたい理由、それぞれの思いがありながらも、⽇々を過ごしている。
現代の戦争は情報戦と⾔われて久しい。
スマートフォンがあれば、キーウにいても様々な情報がSNSに流れてくる。
なかには真偽がわからないものもあり、⼾惑うこともある。
ニュース番組での地図を使った戦況報告や、国家間のパワーバランスの解説は現地にいてもどこか⾮現実的で、遠い世界のことのようにも感じる。
私が確かに感じられるのは⼈々の姿、そして交わした⾔葉だ。
戦禍が続くなか、多くの⼈が⼼情を語ってくれた。
ほとんどの⼈は5分や10分といった短い時間だが、なかには数⽇かけて話してくれた⼈もいる。
残念ながら爆発⾳が聞こえたため、途中で会話を中断せざるを得なかった⼈もいる。
当たり前のように誰しもが持つ⽇々の暮らしや夢、そういったことがいまあの国で、あの街で、
とてつもない⼒によって奪われつつあることを私は知った。
私は、それらのことを私の記憶や体に刻み付けたい。
決して過ちを繰り返さないためにも。
だからこそ、⾒つめるべきは過去であり、そして今もなおだ。
児⽟ 浩宜
◇
児玉浩宜|
Hironori Kodama
1983年兵庫県生まれ。テレビ朝日報道番組ディレクター、のちにNHK日本放送協会に入局。報道カメラマンとしてもニュース番組やドキュメンタリーを制作。退局後、フリーランスの写真家として活動。2019年、香港デモ発生時から10ヶ月間渡航を繰り返し、現地で撮影。2020年、香港デモ写真集『NEW CITY』、2021年、デモで使われたバリケードなどを撮影した『BLOCK CITY』(共にKung Fu刊行)を出版。
Twitter
Instagram
note ウクライナ日記
TOKION Interview
「
ウクライナの“リアル”を個人の視点で撮影する写真家・児玉浩宜が現地で感じたこととは?
」
◆◆
企画趣旨
スライドショーに至った経緯をお伝えすると、
ことし3月、
ウクライナの戦況に憤りと悲しみで情報を探っていたところ、
情報の多くが両国家の君主の言動や、
戦地の激しさを伝えるもので溢れるなか、
ナショナリズムを煽るものを慎重に排しつつ、
煙草を加えた少年、
花を摘む女性、
避難所にフードデリバリーをする男性など、
彼の戦地の街の人々の姿を撮影した数枚の写真が目に留まり、
彼/彼女たち、子どもやおじいさん、おばあさん、戦時中でもお店を開いてる方、暮らしている人々が、
いまどのような生活をしているのか、
戦争についてどのように感じているのかが伝わってきて、胸を突かれました。
そして、その写真が、いつか、高円寺関係のどこかで会ったことのある写真家、児玉さんの写真であることに気が付き、
いきなり、わたしのなかで、高円寺、東京、日本と、ウクライナの街がつながったのです。
それはなんとも言えない実感で、わたしもなにかできるかもしれないとおもえた瞬間でもありました。
毎日、児玉さんの投稿ポストを追っていたところ、
撮影に協力してくれた人が経済的に困難な状況にある場合、
3日分の食費を渡していると書かれていたので、
わたしは3日分の食費(恥ずかしくなるような僅かな額ですが)を活動支援としておくりました。
とくになにも期待はなかったのですが、
おもいがけず、児玉さんよりすぐに連絡があり、
わたしが路地と人に関わっていることをご存知でいらしたので、
その瞬間、突発的に、児玉さんに路地と人で、ウクライナの路地と人を映し、
国ではなく、個人として繋がる回路を映したい、
またその回路をつくっている児玉さんの活動支援としてスライドショーをしたいと申し出ました。
児玉さんからは快諾の返事があったのですが、
児玉さんの準備や、路地と人のタイミングが合わずに、
3月では実現しなかったのですが、
児玉さんが4月あたに一度帰国され、またウクライナに戻る前日の5月3日夜の夜、
映像とステートメントが送られてきました。
そこで、急きょではありますが、
わたしは現在、路地と人のコアメンバーではなく、サポートの立場であるので、
現メンバーである鶴崎さんにも協力いただき、
2日間という短い間ですが、路地と人で上映することにしました。
路地と人というインフラ、snsを通じ、
児玉さんの写真を通じて、彼の地の人々をみること、
そしてその地にいる人々、それは地面の低さで暮らしている、
わたしたちと似て非なる、親しい遠くの隣人として、想い、
そして、巨大な、非人道な、暴力に対抗する、個の力の回路となればと願っています。
また二日間、部屋ではスライドの他、
ウクライナで取材を続ける児玉さんからの情報を"テレプリンター"での受信を試みます。
これは映像とあわせて、児玉さんから送られてきたアイデアですが、
80年代頃までの伝達手段であった、電話受信した信号を印字する電信機
teleprinterへのオマージュのようなもので、
現地からの文字情報、三行日記的なものを受信します。
snsを駆使した緻密な情報戦とも言える現況で、
真偽も定かでない、実感の伴わない情報網で、判断や感情が左右されてゆくなか、
アナログな手法で(実際はネットを使うのですが)、
「伝える」「知る」という行為の実感を探る、試みのようなものです。
teleprinterのオマージュというか、フェイクではあるのですが、
おそらく、報道とはなにか、という、
フォトジャーナリストとしての児玉さんの原点回帰を探るものなのだろうと理解しています。
届いた日記は部屋に貼ります
※児玉さんには身の安全を第一にお願いしていますので、
現地の状況により受信が出来ない可能性もあります
会場ではzineウクライナ日記を販売します。
売り上げは活動支援として、無事を祈りつつ、児玉さんへ全額送ります。
彼の地に、一日も早く、穏やかな日常が戻りますよう。
そして、駆り出された兵士たちがそれぞれの地へ無事に戻りますよう。
誰の命もひき裂かれないよう、願いをこめて。
企画 原田淳子
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