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”路地ト人/路地二人々” 藤村克裕×吉川陽一郎×東間嶺

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【お知らせ】

皆様

■ 酷暑のどまんなか、7/6~7/17のあいだ、水道橋『路地と人』にて、吉川陽一郎+東間嶺+藤村克裕『路地ト人/路地二人々』を開催致します。
■ 『路地と人』という、知っている人は知っている、水道橋の裏通りにある不思議なオルタナティヴ・スペース/場所の特性を活かし、そこへ出入りする/してきた、さまざまな『人々』のかかわる作品と記録をお見せする催しであり、2017年12月に行われた吉川+東間の展覧会から発展的に計画されたものです。
■ 会期中、『路地と人』内部には、彫刻のような洗面所のようなナゾの空間が築かれ、その中には、本箱と巨大なろくろを組み合わせたようなオブジェと、日本人なら誰でも、どこぞのお土産屋で見かけたに違いない木彫り熊が口を開けています。来訪者が、吸い寄せられるようにその口へオカネを入れると、コキーン、神秘的な金属音が鐘のように空間へこだまします。
■ その段になると、眼前のクマチャンへさらに数百円を投入すれば、本棚と部屋の隅へ山のように積まれた版画や写真プリントのセットが買えるしくみを、誰かが説明してくれます。
■ 版画プリントセットも手にし、はたとあたりを見回せば、壁にはリッパな額入りの絵(どうやらオブジェの作者が描かれている)や、かつてこの場所にやってきた『人々』の写真が大量に貼られていることに気付くでしょう。こんなところまでやってくる人なら、おそらく、誰かしら知りあいをみつける可能性も高い。
■ 洗面所から出た室内の一角には、曙橋にある日本で三番目に狭い(本当です)古本屋『おふね舎(や)』の出張棚が据えられ、あれやこれやと美術の本がお得極まる値段で売り出されています。
■ さて、会期中"そこ"で目にすることができるものは展覧会なのか、即売会なのか、あるいはもっと他の、別の何かなのか。結論を出そうとすることに意味はありません。でも、ともかくなんだか、"そこ"がいい感じであることは間違いないのです。
■ わずかでも気になった方は、是非、ふらふらと、お気軽にお越しください。


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”路地ト人/路地二人々”
藤村克裕×吉川陽一郎×東間嶺
会期 | 2019年7月6日(土) - 17日(水)
時間 | 12:00 - 20:00
会期中無休・入場無料
※ 初日は19時から『口琴先生』(命名:開発好明)こと、
『らるふ』による口琴ライブがあります。
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-------『路地ト人/路地二人々』開催にあたって---------(フライヤー掲載テキスト)

今から106年ほど前、1913年(大正2年)の10月16日から22日まで、東京神田三崎町2番地にあった画廊『ヴィナス倶楽部』で『生活社主催第1回油絵展覧会』なるものが開催されました。出品作家は、岸田劉生(22歳)、高村光太郎(30歳)、木村荘八(20歳)、岡本帰一(30歳)の同人4人。明治が終わったばかりのこの時代、多くの人々にとって〈芸術〉という言葉は馴染みなく、画廊がなんたるかなど知る由もなし。当然、訪れる人は限られたことでしょう。その3年まえの明治43年には、『ヴィナス倶楽部』の展覧会にも参加した高村(のち高名な彫刻家/詩人となる)が、日本で最初の画廊とされる『琅玕堂 ろうかんどう』を、これも神田の淡路町1丁目1番地に作ったものの、なにがあったか、わずか1年ほどで経営から身を引いています。

さて、100年たったそんな土地のほど近くに、画廊(Gallery)でも、店(Shop)でも、舞台(Stage)でもなく、しかし、ときにそれらすべてであるような、とはいえ、やっぱりないような、どうにもしっくりこない〈場〉として、『路地と人』はあるのです。100年前、できたばかりだった画廊と同じように、多くの人はその〈場〉がなんたるかを知らず、興味もなく、来訪者もちらほらです。

でも私(たち)は感じます。私(たち)の〈芸術〉は、そうした〈場〉に「も」あるのだと。なぜならば、私(たち)の創造も、同じように曖昧で座りの悪い、誰かが名づけなければ輪郭さえ見えてこないような、そんな頼りのないものだから。そして、私(たち)は、これから開かれる私(たち)の催しから、まだ出会わぬ誰かにとって必要な何(もの)かが発見されることを願っています。

会期中、そこにある何(もの)かは、建築であり、彫刻であり、写真であり、ドローイングであり、本屋であり、それらすべてが入り混じったものです。〈場〉は常に開かれています。お気軽にお越しください。(文責:吉川+東間)

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by rojitohito | 2019-07-06 00:00 | これからの予定

JR水道橋駅のうら路地にある古い建物の2階で展示や催しを行う「路地と人」のサイトです


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