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路地と人「民映研連続上映会」vol.3「チセアカラーわれらいえをつくる」

民族文化映像研究所のドキュメンタリー映画を上映します。
民族文化映像研究所は1970年代より、日本の庶民の生活と生活文化を記録しつづけてきました。
自然、生活、手仕事、風習など、そこに映し出されているのは、ついこの間まで日本列島にあった、自然とともに生きる暮らしの風景です。
この上映会をつうじて、日本の基層文化を見つめなおし、私たちの「これから」を考えてみたいと思います。

【上映作品】
「チセアカラーわれらいえをつくる」
1974年/57分/自主制作/北海道苫小牧市/1974年教育映画祭優秀賞/1974年東京都教育映画コンクール銀賞/1974年キネマ旬報文化映画ベストテン5位 

日時:2017年3月25日(土)18:30 open / 19:00 start
入場料:1,000円*予約不要

1972年の春、萱野茂さんら二風谷(にぶたに)の人々によって行われた伝統的な家づくりの記録。祈りに始まり、祈りに終わるアイヌの知恵と技術、信仰と儀式による家づくりの始源のドキュメント。 


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【次回以降の上映作品】

「秩父の通過儀礼」(4月22日)
①安産祈願から帯解きまで
人には一個の生命体としての、また社会的な存在としての成長段階がある。そに段階を無事に通過し、健やかな人間に成長してゆくように、多くの通過儀礼を生み出してきた。1979年から5年間、秩父の通過儀礼を5編に記録してきた。その1作目は安産祈願から7才の帯解き祝いまでの記録である。
②子どもザサラから水祝儀まで
秩父地方の7才から15才までの子どもたちの通過儀礼の記録である。秩父では「7才までは神の子」というが、7才の帯解き祝いを終えると村の子となり、行事の担い手に加わる。そして15才、水祝儀を受けて一人前の村の成員となる。その間に村の大切な行事を担い、子どもだけの集団生活を経験し、村の成員となる準備をする。

「うつわー食器の文化」(5月27日)
日本のうつわ。それを成り立たせた木、土、水。そして人々の知恵。ふだん何気なく使っている食器の源流と今日にいたる足どりを求めて、北海道から沖縄まで日本各地を訪ねた、映像による「食器文化」探訪記。
声(解説) 宮本常一

「竹富島の種子取祭」(6月24日)
沖縄県八重山諸島にある竹富島では、旧暦9月あるいは10月の〈つちのねえ〉の日を中心にした10日間、タナドゥイ・種子取祭が行われる。
【映画に収録している演目】
■庭の芸能:太鼓/マミドーマ(よく働く女)/ジツチュ(十人)/マザカイ(真栄え)/クイチャブドイ(声を合わせて豊年を祝う踊り)/腕棒/ウマンシャー(馬乗り)
■舞台の芸能:ハザマホンジャー(玻座間大長者)/カザヌキョンギン(鍛冶屋狂言)/ユーヒキキョンギン(世曳き狂言)/アブジキョンギン(老人狂言)/アマンチ(天人)/タケドンブシ(竹富節)/サングルロ(穀物の俵を数え転がす)

                                 


by rojitohito | 2017-03-25 23:54 | 2017年終了イベント

JR水道橋駅のうら路地にある古い建物の2階で展示や催しを行う「路地と人」のサイトです


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