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300年のヒント

こちらの催しは終了しました。ありがとうございました。


わたしたちのからだを駆け抜けて、これから少なくとも300年、確かに生きるためのヒントがある。裏返したポケットの隅に溜まった埃のように、それは予期しないタイミングで、それもいちばん尖ったところに現れる。わたしたちのからだが死んだあと、それから、それまで、何万年もの間に生きた数え切れないほどのわたしの聖火リレーが今日に続いているのを忘れないように、ポケットには四つ折りのメモを入れて、今夜、あなたの横顔を照らしに行くためにわたしは走ってる。



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「300年のヒント」
2016年2月12日(金)〜22日(月)

11:00〜20:00 ※1時間長くなりました。
(日曜のみ12:00〜20:00)
2月12日18:00〜 オープニングパーティー


詩・土器を制作しているおさないひかりと写真を表現媒体とする川上向子の2名は、2014年に出会い、以後おさないひかりの土器の制作過程を川上が撮影・記録保存しています。

土器は野焼きと呼ばれる窯を使わない原始的な手法によって制作され、一度火が通った土は二度と元の土に戻ることはありません。100年余りでなくなってしまう人の身体と、これから先の気が遠くなるような時間を過ごしていくであろう土器との間で、おさないひかりは「寿命」とは一体何なのか、自分が所有しているはずの「身体」の不確かさに疑問を抱いていきます。

その中で、彼女たちは300年という寿命の仮説を立てます。それは野焼きを撮影した川上の写真や、焼き上がった土器そのものを通して彼女たちが感じた「身体以外の部分」が生きる可能性の最低ラインであり、展示の軸となる「300年のヒント」へと繋がっていきます。

本展では彼女たちが感じる300年の実感とは何なのか、その日常に散らばったヒントを手探りで探し集める過程を、写真をメインに土器とテキストを用いて展示します。




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by rojitohito | 2016-02-12 00:00 | 2016年終了イベント

JR水道橋駅のうら路地にある古い建物の2階で展示や催しを行う「路地と人」のサイトです


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