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『全国6会場で同時に同じ作品を飾る』展
2016年10月17日(月)-2016年11月5日(土)

16:00-20:00※ポスターの開催時間より変更になりました
入場料 無料
小田島等、倉科直弘、佐貫絢郁、鈴木寛和、山之内葵


『何で同じ作品を全国6カ所で飾ってんのか?トーク』
10月23日(日)14時〜

入場料1000円
小田島等、倉科直弘、佐貫絢郁、鈴木寛和、山之内葵

展示『全国6会場で同時に同じ作品を飾る』参加作家による展示解説。エディションとはなにか?なぜ同じ作品を飾るのか?その問いに迫ります


「エディション」とは何か?
私たちはこの共通の課題を模索するために表現の垣根を越えてここに集いました。
本展は、5人の表現者がそれぞれ異なるアプローチで複数制作した「同じ」(エディション)作品を「同時」に全国6会場(東京・名古屋・京都・大阪)で「飾る」ものです。それを通じて、美術作品はただ一人の作者の身体・思考と直結するという近代のオリジナリティ神話や原画一点主義、それにまつわる作品の尊厳性について問いを投げかけてみたい

【作家プロフィール】
・小田島等 Odazima hitoshi
1972年東京都生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。 95年よりCD、広告物、書籍装丁のアートディレクションを多数手がける。
同時にイラストレーターとして活動。近年は展示活動も精力的に行う。
近著にデザイン&イラストのアーカイブ作品集『ANONYMOUS POP』(P-vine books)がある

・倉科直弘 Kurashina naohiro
1981年長野県生まれ。 写真家
大阪を拠点に昭和色濃く残る街や競馬場の人々を写すかたわら、看板や街の〈シミ〉を複写している。
2014年 アートエリアb1 サーチプロジェクト出展。
2015年 OURS MAGAZINE 連載。

・佐貫絢郁 Sanuki ayaka
1993年 静岡県生まれ。京都造形芸術大学大学院在籍。
ドローイング、gif、日本画、オブジェなど特定の手法に依らず制作。
近年の展示に、「第14回 グラフィック1_WALL」(ガーディアンガーデン・東京、2016年)。

・鈴木寛和 Suzuki hirokazu
1991年愛知県生まれ。
大阪大学文学研究科に在籍。
美術によって媒介される人間の集団に関心を持ち、現在は制作者集団「極」を中心に戦後関西の芸術動向について研究している。コーディネーターとして参加した展覧会に「home/format」(すみれ荘・大阪、2015年)がある。

・山之内葵 Yamanouchi aoi
1993年 岡山県生まれ。京都嵯峨芸術大学版画分野卒業。
既存のイメージを用いた作品とその他グッズを制作。主なグループ展「Thinking print vol.4 コラージュと版画、そして写真」、「スーパーライト/ハイパー紙」、「oneroom2015」


【展示会場】

《高円寺FAITH》
・定休日
水曜日

・営業時間
平日、祝前日 15:00~26:00
土曜 12:00~26:00
日曜、祝日 12:00~12:00
・アクセス
東京都杉並区高円寺南4-2-10 伊澤ビル

《路地と人》
・営業時間 16時〜20時
・定休日 水曜日 
・アクセス
東京都千代田区三崎町2-15-9 木暮ビル2階

《LIVERARY Office》
・定休日、営業時間はLIVERARYofficeのFacebookページ
または、LIVERARY http://liverary-mag.com/をご覧ください
・アクセス
愛知県名古屋市 中区新栄2丁目2−19 新栄グリーンハイツ106

《prinz》
・定休日 無休(木曜日のみランチ営業のみ)
・営業時間:ランチ11:00オープン16:00クローズ
     ディナー18:00オープン22:00クローズ
・アクセス
京都府京都市左京区田中高原町 5

《The 光》
・定休日、営業時間などの詳細は@toko_ikumotoをご覧ください
・アクセス
大阪市北区西天満4-8-1
080-3832-2879

《ninho》
・定休日 火曜日
・営業時間15時〜19時
・アクセス
大阪府大阪市北区西天満5丁目8−19 日亜ビル1階
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by rojitohito | 2016-10-17 15:46 | 2016年終了イベント | Comments(0)

懐烟画譜

画論を読む茶話会に並行して、画譜に習う筆墨の集まりを始めます。

鉛筆と洋紙ノートの普及以前、日本では中国の漢字文化圏の下育まれた筆墨による筆記が専ら行われておりました。

当然絵画においても同じ道具が用いられたわけですが、さて、その時代の絵画学習は一体どのように行われていたのでしょう。

例えば、絵師の徒弟となった場合には、師匠の描いたお手本を模写することで、筆の使い方、モチーフの捕らえ方などの基礎を築き、その上で古きを守るに務めたり、さらに自らの特色を工夫し盛り込むなどしながら一人の画風を育む、といった大まかな学習過程があったようです。

また、さまざまな絵を見るために寺社や個人宅を訪ね、手控えに簡略にその構成を写し取ったり、場合によってはその絵を借り受けてこれを実寸大で模写をする。それは、今日のように印刷物や画像データで多様な絵画を手軽に見られる状況にはなかった時代に、彩色法や筆法などの技術、画面構成、各種画題と、さまざまな情報を獲得するための必要手段でもあったことが想像されます。

江戸時代、町人階層が豊かになるにつれ、出版も次第に盛んになってゆきます。
それまでは師弟関係を中心として得られるものであった上記の絵画に関する情報もまた、版に起こされるようになります。これに先行して、中国大陸では明末清初にかけて出版が盛んとなり、挿絵から展開して図像を集めた書籍、そして絵画に関する書籍の出版が行われました。これらは儒者らの手を介す等して日本へも輸入・紹介され、写本の作成はもとより、それら国内版の作成や、絵師による各種翻案版の作成にいたるなど、以後絵画へ出版物へと影響をもたらしました。

この会では、こうした画譜をもとに実際に写本を作成しながら、筆墨で行う絵画学習を追体験し、また、今日どこか断絶した感のあるその造詣意識にとゆるやかに触れる機会にしていければと考えております。この作業が、体験者それぞれの造詣意識や文化史上の問題意識にと結びついて、何がしか今日なりの可能性を再発見するための手掛かりになれば、と願ってもいるわけです。

この会では、まず自分の使うノートを半紙でつくるところから始めます。
そして写本を作成する為のテキストは先ず『芥子園画伝』から始めたいと思っております。『芥子園画伝』は、江戸時代中期以降の日本の漢画に新たなシーンを築き、その学習の支えとなったといっても過言ではない、理論書と図録を兼ねたテクストと云えましょう。

月一回、それぞれのペースで、筆墨に親しむ機会にとしていければと考えておりますので、小学校・中学校以来という方も、書道のお道具をお持ちいただき、お気軽にご参加いただければと思っております。なお、ご参加の方は各自墨(固形の物)と筆をお持ち下されたく存じます。
一人一巻の写本『芥子園画伝』が揃う日を楽しみに。
(中西レモン)


懐烟画譜によせて
 少し前まで、街中で歩いていても書き慣れた毛筆の注意書きなどを見かけることがあったが最近ではめっきり見ることがなくなった。恐らくは二十年ほどのことかと思うが、これに気づいたのは大阪千日前の書店で行草の商品紹介を掲示をしているのを見たときである。
主人の趣味もあるのだろうけれども、確かにこの様な掲示は見たことがあったから、かかる書店の掲示は習慣を変えないままきてしまったのだろうと思われた。
行体は読めるにせよ、現在草体はどれくらいの人が読める、いや文字として目にとめるだろうかと同時に感じたのを覚えている。だいたい手書きの掲示物すら一部の寺院で見るくらいしかもう見かけなくなった世間ではある。その中で手書きを模した書体もあり、手書きそのものも数ある趣味の一部と漠然と分類されるという感もある。

文化とは不断に更新されるがその足音は静かなようである。私はさまざまの変化に無頓着であるが、あるときある拍子に、私たちが過去に親しんだ、ある習慣が思い出されることがある。その時間的な飛躍は優に一世代を超えて、我々がしたこともない髷を頭に乗せていた頃が立ち現われることもあるのである。

たとえば何かしらかの色のある粉をつなぎを入れて練った物をまた溶いて、それを毛を束ね、それに持ち手として棒をつけたものを使い筆記する事は、絵を描いた経験ある者にとってみれば日常茶飯である。
この行為の単純は今回対象としている墨を使った画が描かれたところと全く変わりがないのである。
ひとたび各々比較すれば、自ずと似ているところを見、また如何してか似ていないところも認めることになるだろう。

たまさか我々の遊ぶ文化の持つ起伏の上を、親しみと新鮮さを以って散策してみることとしよう。
(高村健志)


・・・・・



懐烟画譜

ゆるやかに画譜を模写しながら筆墨に親しもうという集まりです。

10月3日(月)※月1回の開催予定
時間 19時〜
場所 路地と人
参加費1000円
初回の方も歓迎。半紙を用いて今後使うノート作りから始めます。要予約(rojitohito@gmail.com)初回の方は素材・資料代で1500円


*内容は、『芥子園画伝』を筆頭に順次画譜の写本作業を、それぞれのペースで進めます。
ご希望の画譜がある場合にはご相談ください。

参加希望の方・・・小中学校時代にお使いの書道セットをお持ちの方は書道セットをご持参下さい。
また、書道セットをお持ちでない方は、ご自身の筆(小筆で大丈夫です)と墨(固形の物)をお持ちください。
会を継続される方でご希望の方には、道具購入の相談に応じます。懇切丁寧にあてずっぽうの情報をお伝えいたします。


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高村健志
昭和59年10月23日神戸市生まれ、通算引っ越し回数7回を経て画家、現在に至る。

中西レモン 
ぶらぶらしてる人。あれこれ首をつっこんできまして、このごろは庶民の唄と踊りと物語、あと絵画にも関心が回帰してきているようです。
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by rojitohito | 2016-10-03 00:00 | 2016年終了イベント | Comments(0)

JR水道橋駅のうら路地にある古い建物の2階で展示や催しを行う「路地と人」のサイトです


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